書物蔵

古本オモシロガリズム

ピラ友さんと勝手なセッション

ピラミッドの友さんが「2006年10大ニュースを夢で見た」という。
ちょっとコメントしてみた(^-^*)

1 東京古書会館でメイド古本市開催

スタッフにコスプレ。同人誌の2次流通ってのは1980年代からあるけど,そういった同人誌屋のスタッフは大抵男だったからなぁ。そういった同人誌屋のスタッフがメイド服にすれば,真性オタク達は喜ぶだろうけど,古書即売会にくるオヤジッチ達はあんま喜ばないかも。もちろん女性スタッフじゃないとだめね。このまえコミケ行ったら男性のメイド服もいたぞ。

2 「古本本」沈没

うん,これはわちきも心配するところなのだ。けど,まだしばらくは大丈夫だと思うぞ。マクロ的にいえば,日本経済が不況であれば一般人向け古本趣味は安泰であろう。メゾレベルでみると,たとえば一箱古本市のようなイベントにどれだけ人があつまるかでわかるのでは。今年は4/29あたりにあるみたいだけど,わちきも(売る方で)エントリーしようかと思案中なぐらいだから(^-^*) まあ,あと2,3年は。
わちきとかピラ友さんとかが好きな,本当に黒っぽいものなら好景気だろうが不景気だろうが,安泰だけどね。

3 ブックオフ神保町侵出、いや進出

やあ,いいところに目をつけたね。たしかにgoogle mapとかでブックオフの分布をみると,みごとに都心部だけお店がない。神保町にブックオフが侵出するというのは,あるいみかなり象徴的な事件となろう。ただ,そこは街の古本屋とちがって痩せても枯れても神保町の専門店のこと,結果として共存することになるだろう。

4 コンビニに古本コーナー登場

岐阜だったか,コンビニを貸出・返却ポストとしてつかう図書館があるけど。うーん,一般人に「趣味本」は…

5 ジュンク堂書店初めての店舗撤退

わちきとしては,まだまだ殖えてほし。引越しで池袋はずいぶんと遠くなっちったんで,神保町か八重洲あたりに巨大ジュンク堂キボーンじゃ。(^◇^)
実際,神保町のそばに読書インフラを集中すべきだよ。都立図書館があってもいいぐらい。千代田図書館が新庁舎(九段下)に移転して,反町コレクション(古書目録)やら弥吉光長コレクション(書誌学・図書館学)が使えるようになれば,便利になるだろうなぁ。ただ,書店街の西の端「芳賀書店」からさらに西に歩いて10分くらいあるけど。
千代田区立図書館の貸出カードで,神保町の古書店の割引とかしてくれるといいなぁ。あるいは店頭在庫の貸出し(して近くでコピーする)ができるとか。

6 女性専用古本市スタート

これは,こまるだす… 男性専科もやってほしいだす

7 石田幹之助辞職の真相解明

この話は知らなんだ。

8 「古本男」にも春がキター

わちきも古本的ブロガーなのかしらん?

9 古本市の順番争いで殺人事件

これは,なかなか笑えんのー(^-^*) 注意せねば… ただ,このまえコミケに行って,オヤジッチの数倍もオタクのほうが上品であると判明したよ。

10 『帝国図書館とその時代』(書物奉行著)刊行

ほんとにそんなのが書けたらいいなぁ。おおむかし,「田中稲城物語」っていう寸劇の台本を書こうと思ったことはあるけど*1。図書館史についちゃあ,蓄積はまだまだなのだ。『書物蔵:図書館現象なんでも』書物奉行著 個人刊 2006.8 ってか。1000円ぐらいでいいかな(・∀・) はてなを冊子にするっていう「はてなダイアリーブック」もあるしね。なんかその気になってきた。わいわい。

*1:明治の開明派官僚だった田中が,時代が変わるなか孤立し,最後は狂死してしまうという…,ぜんぜん楽しくない(・∀・)?でも,田中の最後について自殺したというデマがとんだ事実もある。それに松本喜一といい,中井正一といい金森徳次郎といい,名のある人で平穏無事な引退を迎えた人って国立館長(副館長)にはすくないのはなぜ。