書物蔵

古本オモシロガリズム

高円寺でやっと1冊

結局,高円寺へ行ってしまう。着いたらちょうどドヤドヤとオヤジッチ達がなだれこんでいくところでした
いっしょうけんめいグルグル廻ったのですが,ぜんぜん買えそうなものがない。最近,高円寺とは相性がわるい。
それでもいちばん入口近くの棚で
読書法 / 前園主計. -- 日本経済新聞社, 1970. -- (Nikkei know-how books) 100円
サブタイトルが,「ライバルはこう読んでいる
いやー,ただの読書法の本にこんなあおり文句をつけるとは… 高度成長期ならではですね。
この人,まえぞの・かずま,だとばかり思ってたけど,ほんとは,前園, 主計 (1932-) ‖マエソノ,シュケイ って読むんですねぇ。意外。しらなんだ
苗字は濁音にならず,名は音読み。これじゃあローマ字会に与したくもなるわさ。
この人,初期の頃の,「日本図書館学校」を出てる。え? 日本図書館学校って何だってか?
これは日本の民主化のためにGHQが設置した学校なのだわさ。Japan Library Schoolという。
ほんとは法科大学院みたいに,専門職大学院みたいなものにしたかったんだろーけど,なぜだか今では慶応大学の文学部の一学科となり果てておりまする。これについては,このまえ消滅した図書館大学校のなれの果てとも併せて,書くつもり。
しかし,はだか祭りみたいに,オヤジッチの群にもまれながら(クーラーもなぜか入っていなかった)暑い中,みてまわってこの一冊というのはなんとも…
その点では,五反田のほうに期待大。このまえ来た目録にも,ぜひぜひ入手したいものが載ってたし(またもや月の輪書林の出品。政治学者神島二郎旧蔵本)

追記

わちきが行ったあと,友人Aが行き,とんでもなくレアな図書館本を発見したことを聞く(^-^;)
う〜ん さすがなり… そうか,部屋の隅っこにブッ積んであった雑誌の端本の山の中にあったのか…(・-・;)
東京市駿河台図書館昭和12年に開発したレファレンス・ツールなり〜 
レアすぎて,NDL-0PACには未収録だし,Webcatでも,かろうじて神戸市立中央図書館が持ってることが出てくるだけなり。うーん,すごすぎ
うらやましいなりっ!o(^-^)o
古書会館のはだか祭り,クーラーは入っていたとも証言。してみると,やっぱ最初の人いきれでクーラーが利いてるように感じなかったのね(´・ω・`) やっぱはだか祭り… 相互に汗ばんだ腕がペタリペタリと… う〜ん,今度から長袖着てこうか(^-^*)