書物蔵

古本オモシロガリズム

気張っていった愛書会で1冊… とほほ? いやいや!

いつもより早く神田の古書会館に着く。アテがあるのだ (・∀・) /
うん,数ヶ月まえ,ふるーい図書館本をウハウハ掘り出したとこがまた来てる。
いつもより30分早くつく… もうオヤジッチが20人も並んでたよ(≧o≦)ノ
わちきもこうなっていくのだろうか…と思いつつ,一緒になって目当てのブースへ突撃〜(っ`・ω・´)っ
あれっ,あれっ!
全然ない… (´・ω・`)ショボーン
でもがんばる キョロ(T_T ))(( T_T)キョロ
ほへほへ,なんとか拾えたよ1冊(^-^;)
『社会教育』vol.2, no.11 (1925.10) 100円
社会教育っちゅーと,青年学校とかの話になっちゃうんだけど図書館も,いちおー社会教育の傘の下にいましたからね。拾って,開けてみたら図書館特集でした。
これ,いきなりすごいグラビヤ写真が!

(野上京東)館書圖國帝
よ見をさし夥の集群るすとんせ場入

たしかにすごい! 入場せんとするぐんしふ,ちょと数えてみたけど数百人,いやそれ以上いるよ。えんえんと長蛇の列が生け垣をこえ北のほうへと伸びている…
和田萬吉(文学博士)が,

現に東京市内について言っても帝国図書館がいつも満員,日比谷図書館も同様で,多数遠来の読者が館外に待ち呆けている始末

といふも宜(むべ)なる哉。
ほかにも松本喜一帝国図書館長)が,芸亭が図書館拡張をやっていたと主張したり,植松安東京帝国大学図書館司書官)が,図書館員の給料を上げて人材を確保せよと叫んだり,太田為三郎(商科大学図書館)が,「ホームデリベー(図書の配達)」を紹介したり,まあ,啓蒙記事に彩られてますです(^-^*)