書物蔵

古本オモシロガリズム

なんか満鉄調査部の新本が出るらしいので古本も

昨日,平凡社新書満鉄調査部事件についての本がでることを知った。これは新史料で事件のことを再度洗い直すというものらし。
一方的に特高がいじめたという図式だけでなく,部内の派閥抗争なんかも関係していたらし。
内部抗争と外からのいじめという点じゃぁ,調査部のある国会図書舘乱脈事件が思い出されるよ… 『図書館雑誌』の今月号じゃあ大澤正雄氏が国会館長2階級降格問題についてむやみに長大な投書を展開してるけど… やっぱりなんで金森徳次郎が退任したのかは伏せてるしい あんなに紙幅をとってくれてんのに。まさか知らないってことはありますまい (・∀・)  あるリベラリストの死…
それはともかく,思い出して次の本を買う。
満鉄に生きて / 伊藤武雄. -- 勁草書房, 1982.5 1545円
ポラン書房で。安い。ポランはいいよすごく。固い。イマドキめずらしい。それに安め。
店を閉めた直後に行って,戸をたたいちったよ(^-^;)
似た装丁の勁草の満鉄についての本を持ってたから,それと間違えて見送ってしまっていたもの。伊藤, 武雄 (1895-1984 団体役員) ‖イトウ,タケオ については,

伊藤氏は,若くして満鉄に入り,主として調査部門を担当して,枢要の地位をしめられ,多くの貴重な体験をされた。(はしがきより)

ということで,満鉄の調査マン,調査屋ね。この本いまみたらポラン書房の値札だけじゃなくて小宮山書店の値札もあった。前の持ち主も古本屋で買ったのね。調査屋流転…