書物蔵

古本オモシロガリズム

 ついでに佐野友三郎

いや,偉大だったと思いますよ佐野友三郎(サノ・トモサブロウ)。明治に山口図書館を指導した人,この人,業界的にはやたらと有名,というのも図書館史研究家の石井敦(イシイ・アツシ)氏がファンだからというのが主な理由(笑)。
ところで,ネット散策中につぎのような記述をみつけました。
彼の子どもの佐野文夫は一高で芥川や菊池寛やらと友達だったが,のち左傾し,共産主義運動のなか早死にする。その蔵書が一部,法政大学におさめられたが(一般書と混配。なんてバカな),そのなかに佐野友三郎の手沢の図書館関係本がある。
高校のころ上野図書館に入ろうとして,インク壺禁止といわれ,おこってインク壺を入口になげだし,入館禁止になりそうになったとも。
高橋彦博という人のpdfファイルやネット情報がもと。高橋氏の註には,大図研・法政大学班『粘土板』(5)1979.6.15 が元文献とある。
いちど見てみたいなぁ。石井センセは知ってんのかな?

NIIデータ
粘土板<ネンドバン>. -- (AA11325319) No. 1 (1972)-no. 5 (1979). -- [東京] : 大学図書館問題研究会法政大学図書館班, 1972-1979
所蔵図書館 2
東大育 図書 4-5<1974-1979> 立大 1-5<1972-1979>