書物蔵

古本オモシロガリズム

幽霊版

「幽霊版」(版数とばし)は大正初めに始まった?

さても発行部数は出版屋の秘密にしテ。 かの電通も明治末年、その公表をあっさりやめてしまったとかや。 発行部数の代替機能を持ったものに版数がある。「忽ち○版!」「○版出来!」といった宣伝文に象徴されるアレのことだ。 戦後みたいにABC(部数認定機関…

【版数とばし】には業界語があった:昭和7年前から【幽霊版】なることば

実はまだ建設途上の近代日本書誌学ないし近代日本出版史。 いろんな主題が放置状態であるなかで、奥付の記述要素がある。 ん?(・ω・。) あんなもの研究して何になるのかってか。いやサ、コンテンツがどのように受け取られる想定だったのかが分かるんよ。てt…