書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-02-26から1日間の記事一覧

ニットケンがなぜニットケンなのか

なぜだか『みんなの図書館』に載った青年図書館員聨盟(青聨;せいれん?)の終末についての記事を読んでいて、なぜに戦後の後継団体の名称が「青聨」を継承せず「日本図書館研究会」であるのかがわかった。しかしなんで『みんなの』に「青聨」「日図研;に…

わかると思うけど…

わかると思うけど、松下三鷹さんっておそらくこの先もどのようなモーメントにおいてもクローズアップされることはない(でしょう)。 もちろん、満洲開拓読書協会の前史たる「一燈文庫」のある瞬間に居合わせたという点で、図書館史マニヤで大東亜図書館学の…

松下三鷹書誌

戦前期には「松下三鷹」で5件あるも、うち4件は既知の単行本の書誌が載っているのみ。あ、でも1件は、NDL・Webcatなしの単行本書誌(日本年号宝典)であった。これの出版社・出版年はググったら中国のサイトにあった。

皆目わからん、とは:人物調査の相場

もちろん、わちきが知らなかったという意味じゃないよ(それもあるが、松下のことはもはや誰も知らんであろう)。「定番のレファ本(やツール)をひととおり引いても見あたらなかった」という意味で、「わからん」と一語にしておる。 レファ本 出版文化人名…

松下三鷹について(メモ)

満読のモデルになったと中田邦造が言っていた「一燈文庫運動」の「記念講演会」(昭和15年ごろ?)の演者のうち、市河彦太郎(イラン公使)でないほうの、松下三鷹。 NDL-OPAC見たかぎりでは、昭和14〜17年に倭寇とか楠正成の本を出していて、館界的なニオイ…