書物蔵

古本オモシロガリズム

縁のあるお寺へ新規ルートを開発す

祖母の末の妹にあたる人が母の代理母みたいな位置で一緒に暮らしたのは昭和中期のことだった。
よく駅前の縁日に連れていってくれたな幼稚園や小学生だった時。
その人が入っているお墓が品川にある。なぜ品川かはわからんが、以前、後妻に入ったところの家だとか。ただその家も今は絶えだえに絶え、家名が違う人が面倒をみているそうな。
しかしながら私はホンモノのお寺のお墓より、品川のほうの寺がずいぶん小さく、むしろそちらの墓に愛着を覚えるので、行くのにやぶさかでない。そこで今日、思い立ちて行ってみた。

筋斗雲をいつもとは違う経路で走らせる。ところどころ、無意味に渋滞しているところがあるので、それは避け、ダイバーシティの脇から海底トンネルを使うという裏技で向かう。品川へ曲がるところが初めてには難しいものだったが、なんとかいつもの2/3くらいの手間で到着。
炎天下、お線香を上げる。
帰り、筋斗雲のナビに経路をうかがうと、いつものようなルートを示すのだが、スマホのほうが海底トンネルを帰るように指示をする。
ん? もしかして帰りのトンネルも開通したの?
と思ったら、果たして開通しており、帰って調べたらもう4年も前にそうだったことがわかった。我ながらうかつなり。
しかしながら行きも帰りも、トンネルくぐってすぐのところが複雑すぎて、たしかにフツーはわからんわ、と思うルートであったことよ。