書物蔵

古本オモシロガリズム

明治前期の納本のうち行方不明のものについて

これにオモシロな記述が。

現にこの年間〔明治5〜22〕に出たと思はれる幾種類か帝国図書館に蔵されている筈であるが、〓にはチャンと番号まで判ってゐるにも拘わらず行方不明本がある。故朝倉亀三氏の言によれば、当時下らぬものと見做され且つ製本始末に厄介視し、壊れ本は焼棄したといふに至っては乱暴狼藉と言はざるを得ない。