書物蔵

古本オモシロガリズム

高円寺大均一祭で買ったもの

けふは均一祭の日。
なぜ楽しみなのかといふと、その安さもさることながら、古書店がへんにセレクトをせんところ。

大均一祭のよさ

何年もまへに絶望書店が怒っていたが、古書店業務の必要悪にツブシといふものがある。
でそれはしょうがないんだけど、一度も客にみせずつぶされちゃふ資料といふものがある。
それらがこの均一祭で救われる部分があるといふわけ。
客のがはに見る目があれば、古書店の目からはツブシにしかならんような資料も救われる側面がある。
一昔まへはかういった、わけのわからんもんも古書展においてあったやうに思ふが、なんだか最近はそうでもなくなってしまってゐて、

わけわからんもんがある

といふ点が、実は均一祭のいちばんいいところではないかと愚考する次第(。・_・。)ノ

遅刻ぎみ

といふことで、朝からトチゲキせんとするも、

あ、あかん(@_@;) 遅刻ぢゃ(*ω*;)´´

とてワープを試みるも、途中、代々木あたりで渋滞(´ヘ`;)
あはててワープ航法を中断してトチゲキを継続。なんとか開場時間に間に合ふたと思ったら、

や、やられた(*ω*;)´´ 早めに開場しとる(#+_+)

とて、結果としてまにはわず(´ヘ`;)とほほ
でも遅ればせながら、人込みへトチゲキす。

最初につかんだもの

じつハ最初につかんだのは、たったこれだけ(。・_・。)ノ

ん?(・ω・。) ちょっぴりぢゃん、ってか(σ・∀・)σ
わちき自身、あれれーと思ふたんぢゃけれども、まあ、こんなもんかすらと。。。
ぐろりやさんが、
『 御堂灯影 : 武内俊三回想録』(武内やゑ子 1990)をくれたので買ふ。これは雄鶏社創業者のまんじふ本なり。
さうかうしているとKさんが来たのでいっしょにもひとりの友人を迎へに神保町まで進出。途中、蒐書家にまつはる結構重要な話を。

みなに拾ふてもらったもの(;^ω^)

で、友人をつれてまたいく(^-^;)
なんとなれば、さいしょの人込みぢゃあ、細いもんは拾えんもんねぇ。
と言いつつ、実は友人らに拾ってもらったのがこれらのもの。


『商工信用録 東部版 昭和38年版」(東亜興信所 1963)は、Kさんとの推論ではどうやら金融機関から情報をゲットしたものらしいんだけど、当時の信用度とかは今の我々にはどーでもよくて、むしろ参考情報の創立年とかが入っているのがありがたい。わりと小さな出版社も入っているので拾う。200円なれば。しかし、ビジネス支援とかひっちゃきになっとる連中って、こーいったout of dateなビジネス資料の効用はわかっとんのかね(´ヘ`;)
『印刷ユーザーガイド版』(印刷学会出版部 1960)これは手帳とかカレンダーとかの帳合や形式のことがわかるので
『金原元 : 1924.1.1-1978.9.9』(医学書院 1979)出版人の饅頭本。Kさんに発掘してもらふ。
『現代』(1971.1)「日本の全週刊誌を初めて採点する」
『現代』(1971.2)「日本の専門誌ビジネスからレジャーまで」Mさんに発掘してもらふ。
『エフ』83 なんとなく拾う
三田評論』(1991.11)