書物蔵

古本オモシロガリズム

『古書まみれ』の秘密

日本の古本屋メルマガにある小沼なる人の記事を読みて、書架から『古書まみれ』をひっぱりだして湯船にて読んでいたのぢゃが。

isbn:978-4896677676:detail
ちょっと奇妙なあることに気づいた。
いやサ、無意識的に気づいてをったことなんだけれど。

固有名がない

上野文庫こと中川道弘の経営せる古本屋ハ。
その奇天烈な本ばかりの品揃へで1990年代一世を風靡したと言ふてよい(。・_・。)ノ
しかるに、その、奇天烈な本に関する情報が一切ないのが、上野文庫さん執筆の『古書まみれ』だとさっき言語化できたよ(*´д`)ノ
フシギぢゃのー(*゜-゜)
内容は、じつは、古本マニアなら――言われれば――わかるようなことばかり、というか、ある種の普遍的傾向を述べている。
上野文庫さんが展開した、個別具体の、Aという本、Bという本、Cという本については、ぜんぜんわからんのが『古書まみれ』
これはどういうことかの。上野文庫さんは意識的にやってたのか、無視式的だったのか。だれかに教へてもらひたいところぢゃが…(゜〜゜ )
やはり、上野文庫さんがこの世に存在したことをあかすのは、あの、販売目録しかないのではあるまいか…