書物蔵

古本オモシロガリズム

ダンディな新田潤は雑誌よみまくり?

出版ニュース. (1122) 1978.9 p.30 に、加藤一郎著『戦後・有楽町界隈』(講談社, 1978)を紹介して、こうある。
「新田潤が戦前、京橋図書館に勤めていたことは前に書いた。彼はそのころからダンディで、私がみたときは真夏の暑い日であった。上はのりのきいた白ワイシャツ、下は折り目のついた白ズボン、白靴といういでたちは、当時、閲覧者に穿かせた汚い草履、薄暗い電灯の閲覧室、そのような場所では、まさに白鷺のごときものであった。」
「閲覧者に穿かせた汚い草履」というのは、登館した人に履かせる上履き。戦前の図書館は下足をとるのが普通であった。たしか帝国図書館もそうだったはず。
インテリ失業者対策で、ビジネス支援室に雇われた新田潤が、雑誌を(利用者よりも)先に読んでいたのではあるまいか、という推測が書いてある。10年まえだったか江○区立○×図書館の「事件」で、それは音楽CDをめぐる>>職員同士*1の<<取り合いだったということはここだけの秘密(σ^〜^) 時代を超えて同じようなことがあったのかすらん(゜〜゜ )

*1:この事件はギョーカイ的には受託企業たたきに使われたが、べつに正職員がそんなに正しいことをしていたわけでもなし。まあ受託職員はすぐ首になったけどね。どっちが悪かったのかはビミョー。ってな話も業界誌がないからどこも報道せんのだよなぁ。