第1章 交通事故
昭和7年2月20日のことである。
ここ、夕刻の岡山駅前は雑踏をきはめていた。
この年の5月、時の総理大臣犬養毅は後に五・一五事件と呼ばれる事件に遭い軍部によって暗殺されることになるのだが、とりあえずここではカンケーない。
とは言っても、ここではちょっとだけ関係がある。犬養は組閣の大命が下るや解散・総選挙を断行。
その結果を見に、物見高い人々が集まってきていたのである。
その中に混じって、他のものと同じように物見高い男がひとり。名を吉岡三平という。
この男。職業は司書。
書物を司ると書いて「司書」。いまでも珍しいが当時でも珍しい。
え? つかさどるったってなんだかわからんってか?
書物をあつかう職業には学者、教員、書店員いろいろあれど、その中でも一番新しい仕事である…
小説家志望で文化の都、東京まで出てみた彼は、「チチキトク」というまるで小説じみた話によって郷里につれもどされ、この仕事についていたのであった…
とて。文芸的図書館論!`・ω・´)oシャキーン
にゃにがにゃんだかわからんってか(^-^;)
「文芸的図書館論」を実践してみたなり〜(・∀・) って、またトチくるった書物蔵が造語しとると思っとるなー(σ・∀・)σ
ノン、断じてノンなり!`・ω・´)o
『動く図書館の研究』(1935)ならぬ、
『動く図書館の話』(1982)を書いた松本という人の提唱せる概念なり〜
そしてわちきが書くのは…
『動く図書館の伝説』(2009)
ってか、さっき図書館などまったく縁なき衆生に話したら、イジョーに受けて、
書かなきゃ
って、あんたは友人Cですかい(σ・∀・)σ
まぁ確かに、通俗的な部分は似ておるが…
といふことで目次案まで作ってみたのだが…