書物蔵

古本オモシロガリズム

 イルムス(池袋)の古本市で古本屋本を拾う

ちょっと拾えたよ
古書肆100年 : 一誠堂書店 -- 一誠堂書店, 2004.7 , 181p. 1500円
へぇ。こんなの出てたんだぁ。知らなかった。本には「非売品」とある。
これ1冊拾えただけでも,イルムスに突撃した甲斐があったというもの(^-^*)
でも,となりで会計してたおぢいさんも,手に雑誌「古本屋」とか抱えてたからなぁ。あぶないあぶない。一瞬が勝負だす〜(^-^;)アセアセ
とりあえず目次

ごあいさつ・祝辞
  ごあいさつ 一誠堂書店 二代目 酒井宇吉
  一誠堂書店創業一〇〇周年に寄せて 三笠宮崇仁
  一誠堂さんの一〇〇周年を称えて 服部禮次郎
  創業一〇〇周年をお祝いして 大橋信夫
一〇〇年の時間 明治二十〜昭和十五年
  初代・酒井宇吉の時代
  コラム1 恬淡闊達の人
  一〇〇年の時間 昭和十六〜平成十五年
  太平洋戦争を乗り越えて
  コラム2 東京の空の下
古書肆の仕事
  戦前の一誠堂 佐藤 毅
  昭和二十年の修業期 高尾武彦
  僕らの修業時代 出身者座談会
  コラム3一誠堂から好敵手へ
愛書家とともに
  本との出会い 久保田淳
  昔の集書家 現代の集書家 杉山二郎
  コラム4愛書家往来
  一誠堂で出会った心に残る一冊
あとがき 一誠堂書店 酒井健

あとがきにこうある。

[100周年の記念事業をしたなかで]最後まで迷ったのが,この記念誌の発行です。実は二十年以上前,長年のお客様であった作家の故松本清張先生が,「おれが一誠堂八十年史を作ってやる」と言って下さり,番頭格であった故小梛精以知が資料集めを始めたことがありました。しかし,松本先生が残念ながら急逝されたため,その話は立ち消えとなり資料も散逸してしまいました。

松本清張が書いていたら,とんでもなくおもしろいものができただろうなぁ。この本の本体部分は年表形式。小梛, 精以知 (1911-1992) ‖オナギ,セイイチという人のことは実は月の輪書林の古書目録で知った。この人,実は図書館職員養成所を出た人らしいということも。