書物蔵

古本オモシロガリズム

戦時図書館本到着ス

青少年の読書施設 / 佐藤忠恕. -- 大日本出版, 昭和18
これは目次をみてとってもとっても期待したんだけど,本文レベルで残念。先行文献のツギハギでしかない(・_・;
もし目次どおりのキチンとした本が書けていたら奇書になったのになぁ残念無念
NDCが,019.2読書会になってるけど,017学校図書館か010図書館一般だと思うぞ。
わたくしの読書会経営 / 東田平治. -- 有朋堂, 昭和19
業界の有名人,中田邦造が序文を寄せている。これは楽しそう。著者が石川県で実践した読書会の記録。上記の本よりもしっかりしてそう。このヒガシダ・ヘイジさんは,

著者略歴 石川師範卒業後,教育界にありて二十年間読書会の経営に尽瘁す。現在満洲開拓読書協会芝富読書指導者養成所主事。

と奥付にある。

わたくしの読書会 / 東田平治. -- 文耀社, 昭和22
上記の本の改訂版。仙花紙本。昭和19年の著書からどこの部分が変わったのか楽しみ楽しみ。意外と論の本体部分は変わっていない感じ。中田邦造の序文なんかもそのままだし。
変わったのは著者ご本人の境遇。改訂版の序に

先ず富士山麓の芝富村に移り,まもなくそこも去って,さらに東京に住むことになつた。

とある。
満洲開拓読書協会って何? 芝富読書指導者養成所,ってのも初耳。
石川県立図書館人物書誌によれば,少しは伝記があるらしいんで,それらにあたればわかりそう。石川県立エライ(o^ー')b