書物蔵

古本オモシロガリズム

重いよ重い…… 随筆索引@太田為三郎

やっと運んできました随筆索引。
この随筆索引って国語国文の人に有名で,ほかの学問分野の人はあんまり知らない気がする。
けど前近代の随筆って今の随筆とはちがう気がするよ。
文学じゃなくてむしろ学術一般というか
漢学でない学問というか
随筆という文学形式をかりてなにか主題を伝えようとしている…
だから索引作業の対象となりえるわけだ。
現在の主題作業では,文学には主題がないか,あるいはあいまいという建前になってるからねぇ(だから件名をつけないでよいことになってる)。
文体が論文調で文献注がついていても,論旨はちゃめちゃで先行文献おとしまくりのアホ論文があるように,逆にエッセーという形式でも,きちんと先行文献をあげつつ論理も展開していたのだと創造するのだわさ「随筆」は。
いまだってエッセー調でも論文とおなじ情報内容は伝えられますよ文字の量が多くなるけど(^-^*)
ま,文学と分類・件名についてはまた再論しますね。