書物蔵

古本オモシロガリズム

国立公文書館の陰謀

新刊書店をチェックして国立公文書館(北の丸・竹橋)へ。「将軍のアーカイヴス」とかいいつる企画展をやっているのだ。
古書をみる。面白かっただす〜 満足マンゾク……(見料タダだし)
と,見終わって,とーっても重大なことに気づく。
タイトルに偽りあり!!!
将軍の文庫「紅葉山文庫」の蔵書の紹介なわけなんだけど,そのほとんどがpublishされた書物なんだわさ。ということは…
そうなんだす! 紅葉山文庫は,ビブリオテーキなのだ。アルヒーフに非ず!!!
うーむ。我田引水とはこのことなり。たしかに現在ただいま紅葉山文庫本を所蔵しているのは文書館だけど,紅葉山文庫は今で言う図書館だよー ほら,福井保(フクイ・タモツ)だってそういっているでしょ。
紅葉山文庫 : 江戸幕府の参考図書館 / 福井保. -- 郷学舎, 1980.8. -- (東京郷学文庫)
これはイイ本だす〜 文庫の機能を現代の観点から解りやすく説いているなりよ。買いやすい古本だから読書人は今のうち買っておくべし。
まー,独立行政法人(独法:ドクホウ)になったら学問的ウソをついてまで客を呼ばねばならんというわけね(笑)「ショーガンのライブラリー」でも十分に客は来るハズなんだけどなぁ。あ,もしかして今あるnational libraryに気兼ねしてんの? でも,それってせっかく独法になった意味ないじゃん。そんなクーダラナイ縦割り行政をやめるためにドクホウってできたんじゃないのか。
ちなみにショーガンとは,Shogunのことね。gunはガンと発音するらし。