書物蔵

古本オモシロガリズム

五反田で掘り出し!

五反田の古書会館へ。即売会の2日目だけどなんか残ってるかな?
わがモラエス伝 / 佃実夫. -- 河出書房新社, 1966  なないろ文庫500円
私(ツクダ・ジツオ)がモラエスの業績をたどるという私小説的伝記。なんとも不思議な書き方だけど,モラエスより佃氏に興味がある(笑)あちきにはむしろイイのだ。
この前,『図書館界』で論争の山車としてだけど,佃実夫がレファレンス史のなかで出てきたのはびっくり。

図書館員で作家でもあった佃実夫氏の『文献探索学入門』(中略)図書館員ばかりか,一般の読者にも歓迎された本であった(図書館界vol.56, no.6, p.349)

図書館員がほんとにマジメに読んでいたかどうかはワカランけど(笑),一般読書人がよく購入していたのは古本屋でいまでも入手しやすい本だから実証されているといっていい。
五反田の会館でうろうろしていると,友人Aに会う(なぜAなのかって? そりゃBが出てくるから(笑))