書物蔵

古本オモシロガリズム

ということで,きょうも

神田の古書会館いかねば(笑)。でもって午後は引越準備。
ここ4,5年ほど古本屋めぐりをしていなかったんですが,復活させたら病みつきになってますねー。やっぱり真面目に仕事していたのかしらん?!
マジな話,就職しないで古本屋しようと思ったことあるんす。当時はブコフもなかったし,実家のプラモ屋と複合すれば,かなりイイ線いったとんでは。
いまでこそ,神田に乗り物専門の古書店ができたり,古プラモ屋(秋葉原)に古書部が併設されたりということがありますが,当時は,文華堂(神田)以外,なにもナシ! それに,文華堂は,乗り物じゃなくて軍事史がほんとの専門だし。とっても高いし。やればよかったかな〜なんて。
でもブコフができて街の古本屋がマンガ・文庫本で日銭をかせげなくなりましたからねぇ。
プラモ業界でも似た構造になっていて,一般客が3割引のさくらやとかに流れちゃう。実家は,期せずして専門店化したから生き残ったようなものの,1990年代半ばに街のプラモ屋はみんな罷めちゃいましたね。
このまえ所沢の即売会にいったら,古プラモをだしている古本屋さんがありましたが,あそこは,もと実家のお客さん。もと豆腐屋さんだったはず。
そうそう,プラモ業界にも古プラモ屋ができたんで,せどり現象がごく小規模ながら発生してます。プレミアつけないで売ってる店から抜いて,自分の店で高〜く売るの。あとは,マニア同士の交換会に自分もマニアだといって潜入し,抜く。
もちろん未組み立てのプラモ。わたしみたいな旧派からすると,なんだかな〜って気もしますが… どんなささいな業界にも,あまねく利ざや稼ぎってのは発生するんだなーと,感心する側面もあり。マニアの間では顰蹙ものらしいすが…,まー確信犯だから。