書物蔵

古本オモシロガリズム

上下関係のない近代組織があった?!

革命の軍隊 / 湯浅赳男. -- 三一書房, 1968. -- (三一新書)
ほかにも,おなじ三一新書の『忍法』を買う。われながら趣味がはちゃめちゃ。
赤軍史は,さすが革命軍,上官部下といった階級を廃止したことがあって要注目(この本に書いてあるかは未見)。社会主義は壮大な実験だったわけだけど,そのなかではいろいろオモシロイ実験がある(家族の廃止とかまるでSF)。いったい上官部下のいない軍隊というものはどういうものなのか?上司部下のない会社・官庁はこの世にありえるのか,といった妄想もふくらみます(じつは,ここだけの話,そういう図書館があったんですが(笑)これも再論しますね)。国労の「人民列車」みたい,オモシロすぎ…。あと,個人的には「ソビエト図書館学」に興味ありあり〜,科学的に正しい図書館学とは何か,人民に奉仕する図書館学とはどんなものか,右斜め45度をむいて前進!(また書きすぎましたね。後難がおそろし,ってもういいやどーでも)