書物蔵

古本オモシロガリズム

2010-07-09から1日間の記事一覧

本をカウントする?

上記の『参考書誌研究』もそうだけど、国会さんってば、むかしは妙に大学紀要みたいなものを出していて(その名も上野図書館紀要なんてもんもある)、その一種に『図書館研究シリーズ』というフシギなタイトル*1の紀要があったんだけど、結構これに図書館史…

図書館史の術語としての「帝国図書館」

戦前期、日本帝国の国立中央図書館は、いつか話したやうに、場所も転々とし名称も頻々と変わり、あまつさえ、設置主体すら変わったことさへあるうえ、当初は、国立だけど必ずしも中央図書館的性格は持ってをらんかった。だからこそ、最初の名前はナントまぁ…

ここ10年、古本屋の有為転変について

岩波PR誌の図書に古本屋ネタがあった。 ・岡崎武志「古本めぐりはやめられない」『図書』(737) p.20-23 (2010.7) この十年で、古本業界に地殻変動があり、あまりめまぐるしく店が消え、あるいは目録やネット販売専門に営業形態を鞍替えし移転していくため、…