書物蔵

古本オモシロガリズム

2007-07-23から1日間の記事一覧

東亜研究所の立役者、大蔵公望について

柘植秀臣の人物評(『東亜研究所と私』)。 東研の副総裁としても、名目上だけでなく人事、業務計画についても指導していたので大蔵の考え方が東研のあり方を左右していたといっても過言ではない。 調査委員会の設置やその組織作りには非常に熱心で、たいて…

フツーの公共図書館の本には、ポスト・イットはむしろ許容すべき

「のり付き付箋、図書館の蔵書には「使っちゃダメ」」(http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/20/news051.html)という記事を読んだ。 これは同じサイトの連載に、「“PCで仕事”を速くする:第9回(番外編) 読んだ本を忘れない5つの方法」(http://…

メモ 手を離しても閉じない並製本

「手を離しても閉じない「並製本」」『新文化』(2007.7.5)p.10 渋谷文泉閣(長野市)が開発した技術で、背固めにつかう接着剤にホットメルトでなく、「ポリウレタン・リアクティブ(PUR)」を使い、ホットメルトよりも薄めに塗布したうえ、表紙との間に筒…

地図出版史 武揚堂

「地図出版武揚堂が創業110年記念式典を開く」『新文化』(2007.7.12)p.16 「同社は明治三十年に創業者の小島棟吉氏が兵書、仏教関連の版元として設立。その後、地図の製作・出版を群が民間に委譲したことで業務を拡大した。(中略)昭和二十年の東京大九州…