書物蔵

古本オモシロガリズム

国会の蒐集についてちょっとだけ

Tさんと国会の蒐集についてちょっとだけ。
翌日、これを読んだ。

〜ゲームに限らない。いまや書籍も音楽、あらゆるジャンルのソフトがそう〔「サービス終了とともに消える」〕だ。ブツとしての位相をどんどん削ぎ落としていって〜
 〜自分たちや知文たちの前の時代の人間たちが体験したことをあとから振りかえることができないのは大きな損失にほかならない。
 こう考えると「中古」の存在は意外と重要なのだと思えてくる。たとえば、古書市場が機能しているからこそ、古い雑誌をかき集めて復刻版を出すこともできる。中古市場が存在しなかったり、そもそも中古がありえなかったりするようなジャンルはそのぶん、アーカイブを真剣に考えておく必要がある。

雑談中のわちきのおしゃべりを思い出した。

国会の蒐集は、マジメな本は95パーだから95点。マンガは80パーだから80点とか、出版ジャンルごとの点数づけに奔ってゐるけれど、むしろ一国の文化全体を保存する、といった国民図書館の観点からは、価値序列の低い方、たとへばエロ本が30パーなら、マジメ本95パーを下げてでもエロ本%を上げてかないといかんのです(´・ω・)ノ

しかし、かういった長期的視点が「偉い人にはわからんのですヨ」ってなわけ(σ・∀・)