書物蔵

古本オモシロガリズム

「雑高書低」という業界語がいつからか不明

目次レベルだと1980年代から見つかることば「雑高書低」雑誌は売れるが書籍は売れない傾向のことをいうらしいが。
1976年から雑誌の日本総売り上げが書籍のそれを上回る、ぐらいのことはすぐ出てくるんだが、この言葉が実際に1976年に使われていた事例が見つからない。
つぎの文献には、30年代言われているとあるので、1960年代から現場では同じか同じ趣旨のことが言われていたんだろうけれど。

  • 小川真人「出版--「新刊主義」「雑高書低」が浸透」『印刷界』(465)(1992-08)