書物蔵

古本オモシロガリズム

「本来、数式を用いなくても、統計の意味の説明をすることは可能」

かういふことをちゃんと言ってくれる人はあんまいない(´・ω・)ノ

本来、数式を用いなくても、統計の意味の説明をすることは可能である。もともと、統計は(略)数学として学問形成されたものではない。むしろ、経済学が心理学、農学等におけるデータを分析する必要から生まれた様々な手法の寄せ集めである。そこにおいて、数式はむしろ必要悪であったともいえる。

書評なので、当然、本がでた意義は認めるものの、文系が大半な司書課程・専攻の学生・院生の教科書としては、数式を使いすぎでは、という批判の前振りでかう言ってゐる。