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古本オモシロガリズム

「廃刊」てふコトバはいつから?

雑誌てふもんは生き物に昔からたとへられる――(´・ω・)ん これもいつからだらう?――ので、死に際てふか、廃刊号も重要。人物調査で生年はけっこうスグわかるのに、没年はわかないのに似ている(σ・∀・)σ

はい‐かん【廃刊】 (日本国語大辞典)
注記 日本国語大辞典
件名(キーワード) 廃刊 はいかん ハイカ
要約・抄録 〔名〕新聞・雑誌などの定期刊行物の刊行を廃止すること。*読売新聞‐明治二六年〔1893〕一一月二一日...

日国によれば、明治半ばの言葉らしい。
いまざっさくプラスを引くと次のとほりだから、イイ線いってる。

〈寄書〉いら都女の廃刊を待つ
顔半居士
1887年10月10日,以良都女,4
1<雑記>プレスビテリヤンレビユウの廃刊
無記名
明治22年12月17日,六合雑誌,108
2
《内報》布哇の傳道に就て・傳道の綿路・大谷尋常中學校・風俗奢侈の結果・内地雜居尚早論と本願寺・五百羅漢洋行費とならんとす・何ぞ訃音の多き・社寺境内の風致・日蓮宗の朝鮮開繁・膽岳藤島氏・逭蓮院焼く・雜誌の廢刊・日本の花嫁・本願寺衆會・町内久成氏・發賣の禁止・光明三郎氏・二不敬事件・釋興然氏朝
無記名
明治26年9月,反省會雑誌,刊行年月日参照
3<雑記>アンドバ評論の廃刊
雷軒清士
明治27年1月15日,六合雑誌,157
4
〔雑報〕壬辰会雑誌の廃刊
無記名
明治27・10・1,龍南会雑誌,29
5
〔飛花落葉〕〈彙報〉〔略〕『国会』新聞の廃刊〔略〕
無記名
1896年1月25日,文庫(少年園・内外出版協会),第2巻第1号
6
国会図書館デジタルコレクション 寫眞新報廢刊の辭
無記名
1896年9月,寫真新報,(84)
7
〈時文〉廃刊之祝辞
草秀
明治31年5月28日,新著月刊,2-5
8
〈時文〉新著月刊廃刊に就き
東華堂主人
明治31年5月28日,新著月刊,2-5
9
〔人文〕覚束なき独逸通・新著月刊事件・国民之友の廃刊・選詩者・柳外汲蛙声・懸賞小説に対する評・「埋れ井戸」の著者に寄す・三恐悦の中止・鷗外の智恵袋・箝口禁令の廃止・言行相反(太陽記者の品性問題)
忍月
明治31年9月5日,新小説,第3年第10巻
10
〔評論の評論〕(散録)新聞記者となるの道/福沢翁/水底の没人(早稲田文学の廃刊)/東京独立雑誌の論壇
無記名
1898年11月14日,慶應義塾学報,11月号(第9号)
11
〔飛花落葉〕〈文界雑報〉『累卵の東洋』/『梟物語』/新小説雑誌/『世界画評』/内藤恥叟大先生/『世界の日本』廃刊通信
楽山人
1898年11月20日,文庫(少年園・内外出版協会),第11巻第1号
12
〔東亜時論〕廢刊の辭
無記名
1899年12月(明治32年12月),東亞時論,26