書物蔵

古本オモシロガリズム

岡田斗司夫いわく「「風立ちぬ」は薄情者の恋愛の話」c(≧∇≦*)ゝアチャー

評論はいろいろ出たが、じつはこれがイチバン的確でオモシロい。
ということでご紹介。
おなじ内容がユーチューブにもあり。そっちのほうが岡田氏の語りの面白さがわかってよいけれど、概要のかわりに目次を録しておく。

著者より
 岡田斗司夫の「風立ちぬ」論・第一弾です。
 この本はジブリ最新作にして宮崎駿の引退記念作品ともなった「風立ちぬ」のネタバレを含んでいます。ぜひ、映画を観た後にお楽しみください。

目次
0.まえがき
1.「風立ちぬ」総論
 ■「風立ちぬ」は薄情者の恋愛の話
2.堀越二郎という男,里見菜穂子という女
 ■堀越二郎の初恋相手は里見菜穂子ではない
 ■里見菜穂子の計算高い健気さ
 ■堀越二郎は人間の心を持たない
 ■堀越二郎は他人の気持ちが理解できない
3.声優・庵野秀明岡田斗司夫が語る
4.「風立ちぬ」を掘り下げる
 ■ここは魔の山と予言をする異国人
 ■堀越二郎はピラミッドのある世界を選ぶ
 ■なぜ里見菜穂子に綺麗だとしか言わないのか?
 ■宮崎駿の残酷へのこだわり
5.二人の恋を掘り下げる
 ■耐えられなかった堀越二郎からの手紙
 ■徹底的に肯定する里見菜穂子の愛
 ■宮崎駿堀越二郎の眼鏡で描きたかったモノ
6.物語の背景を掘り下げる
 ■坂の上の雲を目指した人々
 ■エリートの堀越二郎と苦労する庶民
 ■綺麗でないと恋をすることができない世界
 ■なぜ零式艦上戦闘機はとんだのか?
7.宮崎駿を掘り下げる
 ■里見菜穂子は宮崎駿の理想像
 ■正直に真っ直ぐに宮崎駿の表現方法
8.「風立ちぬ」結論
9.あとがき
 ■電子書籍版あとがき
 ■編集者あとがき
奥付

目次
0.まえがき
1.「風立ちぬ」疑問
 ■宮崎駿は犠牲に関心がない
2.堀越二郎という男,宮崎駿という男
 ■堀越二郎は眉をひそめるだけ
 ■宮崎駿は大衆作家ではない
3.堀越二郎を読む
 ■堀越二郎が見る夢のメッセージ
 ■堀越二郎は言って欲しかっただけ
4.登場人物を掘り下げる
 ■二人の異国人は地獄に誘う悪魔
 ■堀越二郎の良心である堀越加代
5.宮崎駿を掘り下げる
 ■宮崎駿堀越二郎を通して自分を語りたい
 ■テーマ曲もキャッチコピーも関係ない
6.宮崎アニメを掘り下げる
 ■理想の宮崎一家を描いたアニメ
 ■ハウルの動く城崖の上のポニョはつぎはぎアニメ
 ■アニメに描かれていることで無駄な部分は一切ない
7.ぼくらと「風立ちぬ」と宮崎駿
 ■ぼくらを突き放す映画
 ■ぼくらは罪悪感の解消に感動する
 ■宮崎駿は貧困や破壊を肯定する
 ■宮崎駿は食べ物よりタバコが好き
8.あとがき
 ■著者あとがき
 ■編集者あとがき
奥付 <<