書物蔵

古本オモシロガリズム

岩波百年史を執筆予定だったhisakoさん

なにげに『週刊読書人』の8月9日号をみて、びっくり(@_@;)

本来は、この巻は黒岩比佐子さんが書かれる予定だったという。しかし、黒岩さんは2010年に膵臓がんで倒れ、若くして不帰の客となられた。その急な代役ということであった。

げげっち、なんと比佐子さんは岩波百年史を依頼されていたとは(×o×)
その代役として紅野けんすけ氏が3巻本の1巻目を担当されたとのこと(*´д`)ノ

黒岩さんには直接の面識はなかったが、村井ゲンサイや国木田独歩の評伝、中でも堺利彦の評伝や古書エッセイを楽しく読ませてもらっていた読者のひとりである。健在であれば、それこそ彼女の書いた岩波書店の百年を読みたかった。

わちきも読みたかったのぢゃ…。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。
ということでオタどんに通報ぢゃ( ̄^ ̄)ゞ

官僚制には両面あるが。。。

余談だが、紅野先生、こんなことも書いとる(σ^〜^)σ

親族と知友に支えられて、初期岩波書店の上昇があった。「百年史の会」をつづけているときに、岩波書店の人事採用の〓件が新聞などで話題を読んだ。あれは笑えた。形式だけの平等よりも、信義を賭けた不平等のほうがいいこともある。

「形式だけの平等よりも、信義を賭けた不平等のほうがいいこともある」
これはなかなかに重い言葉ですの。
公務に付随する行政「裁量」なども、注意深く行えば「信義を賭けた不平等」ということになるのだろうなぁ。。。(*゜-゜)
いま現場はロボットみたいな「形式だけの平等」に逃げ込む、悪い意味での「吏員」ばかりになりつつあり。「官僚」はどこにいっちゃったのかしら(*´д`)ノ

図書館振興策を例題にするビジネス本

またこの号では吉本龍司(㈱カーリル代表)がつぎの本を評してをって、例題に、地方図書館の振興策を考えるというのがあるとあった。
樋口景一『発想の技術』(電通:発行、朝日新聞出版:発売)

発想の技術 アイデアを生むにはルールがある

発想の技術 アイデアを生むにはルールがある

しかし、図書館ネタがビジネス本のネタになるというのは、こりゃあやっぱす武雄市立のおかげかしらん(゜〜゜ )