書物蔵

古本オモシロガリズムーー古本マニアの日々是趣味の人

お客と店員、あるいは主題司書の可能性

ネットで時事的報知なる雑誌記事が話題になってたので読んでみた(。・_・。)ノ

CA1790 - 若手研究者問題と大学図書館界―問題提起のために― / 菊池信彦 | カレントアウェアネス・ポータル
http://b.hatena.ne.jp/entry/current.ndl.go.jp/ca1790

内容は、人文ポストドクが職にあぶれちゃってるけど、図書館情報学の検討対象になってない。ついてはきちんと検討してはどーか、という問題提起。
で、図情学の対象として、職員候補として、とお客候補としての2通りあろうけれど、ここではお客候補としてはどうか、というお話にしておる。
うーん、時事的報知ってば、最近、論説的な文章も許容されるようになったのね(*´д`)ノ
知らんかった(゜〜゜)日本のことや論説的なものは避けられていたような印象があるんだが。。。

大学院出たあとも(大学)図書館を使わせて!という叫び

どうもこの文章の背景には、

大学院出たあとも図書館を使わせて! - Togetter
http://togetter.com/li/477855

という叫びがあるらしい。
要するに人文系ポストドクが母校を離れ、研究ポストに就けなくとも、大学図書館を使わせてちょ、ということ。
まあ個人的には言いたいことはわからんでもないけど、社会的には、みんながみんなお客さんになりたがってもなー(´〜`;) 誰かが店員にならねばお客も成り立たんような。。。
それに高度な客が増えたら店員も高度にならんといかんのでは(σ^〜^)σ
ということで、むしろ、図書館業界的には人文ポストドクに、客でなく職員としてどう参与してもらうかをもっとマジメに考えたほうがよいような気がする。

お客でなく店員さんになったら

ってか、むかしから塾講師とか司書はヤメ検ならぬヤメ研究者の就職先だったぢゃないの(σ・∀・)
悪い意味での「専門バカ」になっちゃった人はダメだけど、きちんとアカデミズムの作法を身に付けた人や、よい意味で学際的な思考のできる人なんか、実はレファレンス・ライブラリアン向きなんよ。
すくなくとも学部で図書館情報学しかやらなかった人にくらべて百倍向いている(ってか、この学問は単体でやってもショーガないっちゅーことで、大学院でやることに、アメリカでは半世紀以上も前になったでしょ)。
もちろん、きちんとした図書館情報学の知識を身につけてもらわねば困るけれども。
だからわちきの提案としては、たとえば、国立大学法人の図書(司書)系の試験の年齢制限を上げるとか、ポストドクが図書館学校に行きやすいような制度を整えるとか、図書系に資料組織化系とレファレンス系の2つの枠をつくるとか、さういった主題専門家が制度的に図書館に存在できるような運動をしたほうが、図書館にも人文ポストドクにも手っ取り早くていいと思うがのー。
少なくとも年に100名程度は定職につけるようになるでせう(。・_・。)ノ

どーしても教授職がいいんなら

それだけでなく、旧図情大の先生がネットで公言するには教授職になるのに途上学は他の分野に比べものにならないくらい競争の少ない、(甘い?)ジャンルらしいので、どうしても研究職を、といふのであれば、図情学に転進するのもよいでせう。図情学の向上に資すること大なり。

司書の研究も提唱す

途上学ぢゃツマランちゅーなら、学芸員なみに司書にも研究の義務/権利を付与したらどうでせう。現状ぢゃあ国会含め司書は研究をせんことになっとるんで、主題知識も蓄積でけんんし図書館情報学だって進展しない。司書の研究が甘くなりがちなのは、こっそりこそこそやっとる場合がほとんどからだろーサ(゜〜゜)
けど大学図書館や県立、国立、一部の市町村立ぐらいには研究とやらも職員の任務に書き込んだほうがいいと思うがの。そうぢゃないといつまでたってもクラーク司書、なんの専門もない司書がお客の相手をすることになると思うがの。
実際、司書や学者としてオモシロい事業を開発したり論文を書いたりしてきたのは、他分野ヤメの研究者や司書だった気が。。。図書館短大の別科なんかそうぢゃん(σ・∀・)σ って古すぎるか。。。(^-^;)