書物蔵

古本オモシロガリズム

扶桑書房さんとこの古書目録

最近、よみた屋さんがやってゐる「古本屋新聞」「古本流通新聞」なるネット報知を見てゐる。
ブログといひツイッターといひ、わちきはネット上の情報を直接あつめるのはもうあきらめ気味なので、おおいに読ませてもらってをるのぢゃ。
ンで、ちょっと耳よりな記事をそれで見たんだわさ。
扶桑書房さんのインタビュー記事がオモシロ。

http://www.navi-bura.com/special/ad-libooksr_1210G.php

扶桑さんの目録のことは、sumusさんもすでにブログで話題にしておるところ。

扶桑書房古書目録
http://sumus.exblog.jp/18218506/

この、古書目録というやつ、知的活動(まあ広い意味での研究)をする際に、使うツールの一つなんだけれど、エンピツや消しゴムと同じで、保存されたり回顧されたりすることが少ない。
もちろん、週末に神保町、高円寺、五反田の古書会館で行われる即売会の古書目録などはほとんど読み捨てでよいのだろうけれど、やはり「目録屋さん」(目録による通信販売に力を注いでいる古書店)の目録はなんらかの意味で後世も役立つことが多い。
Sumusさんが紹介している扶桑さんの古書目録初号なぞ、文学史研究史などには重要だったろうし、わちきがいま興味を持っている日本雑誌研究史には必須のものとなろうて。