書物蔵

古本オモシロガリズム

古書籍商における「ネット奴隷」

内堀弘「わたしの小さな古本屋」『図書新聞』(3057) p.5 (2012.4.7)
倉敷にある「蟲文庫」を風力発電とし、対蹠的に古本業界にある「ネット奴隷」という言い方を持ってくる。「最大の販売サイトに数万点をアップし、一日百点、二百点の注文を受ける。しかし一円まで値下がりをする価格競争では単価は低い」ということで、深夜まで働きづめでないと成り立たないビジネスモデルのことをいうらしい。