書物蔵

古本オモシロガリズム

「民業圧迫TRCが抗議」( ・ o ・ ;)

こんな記事を読んだ(。・_・。)ノ

  • 国会図書館の無償書誌データ利用訴え/都道府県教委へ/「民間からの転換を」と/民業圧迫TRCが抗議」 『文化通信』 (2011.5.16)p.1

目下、館界の全国レベルの大問題はこれと思う。なのに館界メディアがまともに報道しないのは、これは腐れ業界人にジャーナリズム精神がないせいなのか、単に館界メディア自体が抗争の当事者だからなのか...。って、どっちもやん(σ^〜^)
文字・活字文化推進機構(文・活機構、肥田美代子理事長)がこんなパンフレットを10万部ばらまいたという( ・ o ・ ;)
国会図書館の書誌データが平成24年1月から無償で使えるようになります」
撒いた先は「都道府県の教育委員会」と記事にある。
この記事、本体を読んでも、何が問題なのかわからない。ただ時系列で、なんとか会議がありましたということが書いてあるだけだから。
でも、文中に「取次各社やTRCも加わり」と、なぜだかTRCも取次なのに別に書かれており、さらにわざわざ柱をたてて「民業圧迫TRCが抗議」と附属記事をつけているので、ははーん、要するに取次各社vs.TRCなのね、ということがうっすらと分かるという程度。
ネットにころがっとる「日本全国書誌の在り方に関する検討会議」の会議録*1とか見ると、やっぱり何を言っているンだか、わちきはアタマが悪いのでさっぱりわからん(^-^;)*2が、使われているコトバを見ると、国会が1970年代後半の夢をいま一度追い求めようとしているように見える。
「各国のCIP(Cataloging in Publication)」って、これ、どーやってニフォンゴとしてヨメばいいかわかる?
「カッコクノシップ」と読む。
って、もう業界ぢゃあ誰もヨメないのでは。むかしなつかし昭和の夢…
で、結局シップというのは出版(=発売・頒布のこと)の時点より1秒でも先にデータを作りはじめることであって、どうもこれらを読む限り、そうなっていくように見えんのだわなー。

*1:http://www.ndl.go.jp/jp/library/data/jnbconf_20100303.html

*2:おそらくさっぱりワカランように書かれている(σ^〜^)