書物蔵

古本オモシロガリズム

書盗研究つづき

畏友オタどんが、宮武外骨翁が報ずる帝国図書館ゴシップを報告してゐる(http://d.hatena.ne.jp/jyunku/20071001/p1)!`・ω・´)oムムッ
書盗研究については米国図書館学による三類型を紹介し、さらに、書籍といふものは書庫から自然に飛び立っていくところを図示したところである!`・ω・´)oシャキーン(■米国の書盗研究を参考に:http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20070204/p1
そしてさらにまた、今月の全国図書館大会の主賓たる遅筆堂が若き頃犯した書盗についても報じたばかりであった…(■アッパレ書盗作家ここにありっ!:http://d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20070921/p1
さて、遅筆堂が「いじわる司書」として攻撃した人物についてなのだが、昭和30年前後に上智大学図書館で夜の学生アルバイトをしていた人物の対談というのを先週の五反田古本市で拾ったことですよ。なんとまあ奇遇な。

谷沢 図書館との関係なんですけれども、この頃は図書館を利用することが学問だという風潮が強く出て来たんじゃないですか。
渡部 ぼくは日本でもドイツでも図書館の内側の立場にあったんです。上智大学では、留学する前も帰って来てからも、図書館の中に住んでましてね。夜警を兼ねておりまして、夜中に取り出したくなったら、自分が管理してるんだからどこでも行けるという状況だったんです。(p.67)

読書談義 / 渡部昇一,谷沢永一. -- 大修館書店, 1990.4 ¥500
なーるへそ。やっぱり若き日の渡部昇一先生だったのですなぁ(*´д`)ノ