書物蔵

古本オモシロガリズム

超ミニスカ萌えっ! あるいはエプロンと司書(図書館のドレス・コード)

shomotsubugyo2007-08-31
ALAのサイトにこんな問答が(2005年)。

問) わたしは分館の館長をしているのですが、最近、館員の何人かがこんな文句を言ってきました。「同僚のひとりが腕にまでひろがる大きい刺青をしていて、袖のない服を着るとよくみえてしまう」と。ウチの館ではドレス・コードに関して、ほんとうに基本的なポリシーしかありません。コードがしっかりするまで問題を雇用関係にもちこむべきでないだろうとは思います。上司にドレス・コードをもっと具体的にしてもらうよう言うべきでしょうか、それとも、そんなことはすべきでない?

http://www.ala.org/ala/education/empopps/careerleadsb/workingknowledge/1005workingknowledge.htm

答) 時代は変わります。職場でどんな格好がよいかという議論も、スカートの丈やブラウスの色の問題から、カウンターでボディー・アートがふさわしいかという問題にまで発展してきました。もしコードが刺青についてあつかっていないなら、雇用者と話し合うのは正しいと思いますよ。早晩、上司にも刺青やボディー・ピアスの件をもちこまねばならなくなるでしょう。
 仲間を見回してください。10人にひとりが刺青をいれてますよね、30年前なら100人にひとりだったのに。彫り師がそう言ってました。それにハリス・ポールが2003年に調べたところでは、25から30歳のアメリカ人は、3人にひとりが刺青をいれてるそう。
 でも、雇う側はあからさまな刺青や耳以外のピアスを従業員がするのをみとめているかしら。雇用サイトVault.comは最近こんな調査結果が。管理者の4割は「刺青かボディ・ピアスをしてる人の意見はあまりとりあげない」。6割は「応募してきても採用しないだろう」。スタバみたいにほんのちょっとのドレス・コードしかないススんだ会社だって、刺青はぜんぶおおってピアスははずすように決まってるわ。
 図書館界でどんなふうに思われているか、「館界2ちゃん」みたいな業界掲示板を見てボディーアートやドレス・コードをどう司書が思っているかざっと見てみました。つぎのようなサンプルがきっとあなたの館で議論しはじめるのに役立つでしょう。
 イリノイ州の司書、Michelle Caulk曰く「個人的には刺青もボディピアスも、専門職っぽくないとは思わないな。たぶん、身体加工ってのは若い世代であることの一部なんだろうし。でも超ミニスカだと、なんかまったく違う個人的なメッセージに受けとってしまうね、自分なら。」
 フロリダ州のEmily Huston司書は「ありがたい話だけどドレスコードのない図書館につとめてる。ピアスもタトゥーもしてるわよ。みんなオトナなんだから働くのにふさわしい恰好ならできるでしょ。刺青やピアスをひけらかすようなこともしないし、隠すようなこともしない。」
 インディアナ州のSarah Brownは、「ウチのところは部門の長が決めていいと規則にあるけど、それってわたしに言わせれば長の個人的価値観や偏見に影響されるってことなのよね。」
 ニュージャージー州の10代の司書Kim Bravoの報告。「(上司は)いっつも「十代になじんでもらえるような」恰好をしろっていうのよねー。それで十代にちかづきやすい恰好になっちゃうんだわん」

わちきはイリノイのマイケル君の後半に共感(・∀・)
超ミニスカ萌え(画像)
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ただ、やっぱり「公私のけじめ」論でいきたいところ。