戦中に中田の論敵となった渋谷国忠について調べてたら、戦前に兵庫で巡回文庫を展開した楠田五郎太についてオモシロいことを石井トン先生が言っているを発見(゚∀゚ )
『動く図書館の研究』
戦前、渋谷が『神奈川県図書館協会報』にいろいろ記事を書いてたなかに、楠田の『動く図書館の研究』の書評がある、という。
で、その中身はともかく、当時、横浜市立図書館員だった渋谷が、その本を読んでいること自体がオドロキだという。
この本は案外関東地方では知られていません。この著者〔楠田〕は、当時岡山市立図書館員で青年図書館聯盟に属しており、ここと日本図書館協会は、かなり仲が悪かった。関西と関東もかなり反目していました。
って(×o×)
館界の東西対立は戦前から(・∀・)
館界の、東西対立ってのはやっぱり、
1)戦前からあり、
2)それは団体対立の形をとっていて(日図協vs.青聨(いまなら日図研?))、
3)利権というより図書館学の価値の争いであり、
4)そんなことは業界人の長老は知っていることであるのに、
5)こーゆー講演録の形じゃないと活字にならない、
ってことがわかるオモシロ記述なのだ(・∀・)
「神奈川県内における横浜市図書館司書渋谷国忠の活動」 / 石井 敦
神奈川県図書館学会誌. (通号 73・74) [1998] 12〜23
いやぁ(・∀・`;) 瓢箪から駒ですわいわい
所蔵図書館マップ
わちき?が国立漫画図書館の設立を吹き込んだmyrmecoleonタンの大発明、所蔵図書館マップhttp://myrmecoleon.sytes.net/map/
上記で話題にした、地域の違いによる図書所蔵の分布なんかをみるにはもってこいなわけだが...
やんぬるかな! Webcatのは標本数が少なすぎ、ゆにかnetのもISBNがないと動かないみたい(´・ω・`)
戦後日本図書館界の理想からいえば、こんなことにならないためにこそ、国会図書舘の「全国書誌番号(JP-no.)」があったはずなのだが…
おそらくそんなことだれも憶えちゃおるまいて...