書物蔵

古本オモシロガリズム

今日は何の日? 古書展初日ぢゃ〜

ということで,いってきま〜す
〜〜〜
古本市カレンダーをみてたら,今日は高円寺だけじゃなく反町もあるじゃないの!
高円寺も最近,おんなじ本を2度も3度も持ってくるところがあるからなー,といささかマンネリ気味なので… まずは反町を先に廻ることに

反町(たんまち)古書会館にわいてでるオヤジッチの群

ん?10:00ちょっと前に着いたのに誰も並んでいない… 不思議ぢゃ。
もしかして11時開場だったかしらん,と思い,のんびりしていると…
ガラガラガラーッとシャッターが開いた瞬間,20人ぐらいのオヤジッチがわいて出た!!!
いったいどこに隠れてたの???(どーやら公園の木陰などに潜んでいたらし)
わちきもあわてて駆け込むなり(^-^;) てか,昨年の9月にわちき,まったく同じこと書いてるなり(´・ω・`) してみると,

開場待ちは並ばずに付近に潜伏するのが反町古書会館の慣例

という理解でよろしいかしら。
いろいろオモシロイものあったんだけど,ほとんど買うにいたらず。

高円寺で,愛書家叢書を

かきわけかきわけ,高円寺へついたのは昼過ぎ。
ここでも1冊だけ。
西洋書誌学入門 / ジョン・カーター[他]. -- 図書出版社, 1994.5. -- (ビブリオフィル叢書) 1000円。安い。定価が5千円ほどもするのにね。
この本は,英国書誌学用語辞典。訳者あとがきに,英国書誌学史も簡単に書いてある。これは便利かも。
この「Bibliophile series」は1991から95年にかけて出版されたシリーズだけど,どうやらゾッキに大量に流れたようで,現在でも古書展などで安くみることができる。とはいへ,そろそろ古書市場のゾッキ分はなくなりつつあるとわちきは(友人も)みておる。

書誌学がらみは,いったん品薄になるとやたらと(本の価値以上に)古書価が高くなる

ので,こんなに安く買えるのも今のうちだろう,と思ひて購入す。
てか,この愛書家叢書,装丁がイマイチだったんだよなー。中味は(翻訳ものがメインだけど)悪くないのに,装丁が…。カバーをはずすともっとへちゃいから。装丁でかなり損をしてると思う。
結局,あんまり売れなかったのだろうか(だからゾッキに出たのだね)。不幸な叢書であったといえよう。
て,友人の指摘で気づいたけど,この叢書,予告のみで出なかったものがいくつかあるみたい。やっぱり頓挫した企画ななんだねぇ。いまここに,上記本の広告から抜き書きせん。

読書の値段 月村辰雄著 近刊
 獅子シャルル六世の発狂と百年戦争の敗北によって散逸したシャルル五世の蔵書と時代の変転を重ね合わせて描く。
ロマン派の愛書家-ノディエ,ラクロワ- 市川裕史編訳 近
 フランスロマン派の作家,愛書家の,ノディエとラクロワの著作よりビブリオフィルに関する随筆や小説を選ぶ。

神田

ここでもほとんどなし,って昨日きたんだった(^-^;)
定番のところを廻ると,友人を発見。
友人曰く,「岡田ナラウの図書館,会館で買いましたよ」
ナヌーッ!
昨日,わちき気づかず(´・ω・`)ショボーン
300円で買ったのだそうな
このあと,某所へ移動し,夜遅くまで古本談義・図書館談義す。