書物蔵

古本オモシロガリズム

郡立図書館はめずらしめずらし

神田では海部郡立図書館(愛知県)の『図書分類目録』(大正4)を拾う。
戦前,郡はたんなる地理区分だけじゃなくて実際に行政機関たる郡役所があったのは知ってたけど,郡立の図書館があったってのは知らなんだ… めずらしいので拾う。

家畜人ならぬ図書館人だった(補遺)

倉田卓次氏の続編のひとつ(自伝)をたちよみ。国会図書舘員だったときの記事がまたある。読むと,このまえここで紹介したものに書き足したもの。
参考図書の講義の先生は,柿沼先生だったと書き足されている。
司法試験にうかったんで,ある裁判官に相談したら,「宅調で本が読める」と言われたことや,試験に受かったと館長に言ったら,金森徳次郎館長は「祝福する」と言ってくれたのでありがたかったとも。