書物蔵

古本オモシロガリズム

高円寺で抄録誌を拾う

「中央線古書展」二日目。だからチョーまったりしてる…(友人Aなぞ,いつもあきれてて,この話題からいつも,古書業界の前近代性について論争になるのだ)
でもオモシロイもの拾えました(^-^*)
これ↓じゃ!
『別冊スクリーン』近代映画社 1986年10月号 300円 相場は千円から2千円らし
スクリーンじゃないですよ〜 別冊,スクリーン。

もう会えないかトレーシー・ローズ/未発表インタビューとデビュー作から最新作まで必見ビデオ・セレクト25

と表紙にある。そうじゃ! エロなのじゃ(久しぶりのエロネタ (・∀・) /
中身をみてみると…
う〜ん,ウワサどおり,極めてマジメ。マジメに洋物エロを分析しとる。
図書館情報学で,「抄録誌」ってならったけど,実は,索引類が発達してないといわれる日本で,イチバンそれらが発達したのはエロ映画だったのだ!
一時期,「フルーツもの」と呼ばれた雑誌類(タイトルがなぜかみな「フルーツ名+通信」だったから)は,まさしくそのものだった。
索引や抄録の話になると,図書館情報学では必ず医学とか自然科学が最初で,カネがかかるから政府が云々…という話にもってっちゃうけど,足もとに人文学系の最たるもので,さらに民間出版で格好の事例があるじゃないすか! なぜ見えんのだろう… これじゃ明き×クラだよ(おそらく女性が多いからでは)
myブームの非図書資料論の材料のために,これも拾う
検証日本ビデオソフト史 / 中村朗. -- 映像新聞社, 1996.7 1000円
意外や,いまNDL-OPACを引いてみたら,ビデオ全般に関する通史的な単行本ってこれだけなのね… これは拾いものなのだ
エロ・パッケージメディア図書館情報学については,ほかにも名称典拠にとってもいい事例があるのだ (・∀・) / 国会図書舘の名称典拠スキャンダルをからめて,こんどやるなりよ〜
(かきかけ,ってエロだといつも,かきかけになる(-_-; いろいろ考えてしまうからだのう…