書物蔵

古本オモシロガリズム

高円寺で空振り,だから神保町で司書養成の歴史を立ち読み

ぎりぎり開場に間にあった高円寺の古書会館,なにも拾えず(´・ω・`)
しょうがないので,昨日,いろいろ図書館本を拾った神保町の古書会館へとって返す。
新規に買う物はちょびっとだったけど,立ち読みでまたいろいろ図書館史の勉強ができた(^-^*)
たとえば…

2つのlibrary school

図書館職員養成所が図書館短大になるにあたって,その同窓会たる芸草*1会(うんそうかい)が陳情運動を開始し,ニット協などににらまれた話とかが1980年代後半の学会誌に。
とか。
1951-2年ごろの慶応大学の英文リーフレットもありました。大学全体が折りたたみ一枚の両面刷りで概説されているんだけど,そんなかの少なからぬ部分をつかってlibrary scienceのsummer sessionが! それも写真入り。なにやら幻灯機の説明を米人がしているよ。
日本土着のlibrary schoolといい,米国直輸入のlibrary schoolといい,日本図書館界の発展のために直接は役にたたなかったところがまた,歴史の皮肉でありオモシロイところ
両方とも買わず,立ち読みのみ(^-^;)

*1:いまは「藝」の略字にあてられてる「芸」という字は「うん」と読んで草の一種。書物につく虫除けのために使われたんだそうな