書物蔵

古本オモシロガリズム

「図書館を使い倒す」(新潮新書)

昨日買った標記の本をパラパラと。著者の千野信浩氏は雑誌の記者さん。
意外や(失礼)おもしろい。
図書館の調べ物機能(レファレンス・サービス)を利用者側から記述している本。
著者のいう図書館ってのは,要するに調べ物につかえる情報機関一般のこと。
だから国会図書舘,大学図書館専門図書館,文書館などを中心に記述している。
体系的な本ではないけれど,そこが,よいのであろう。調べ物のノウハウが読みやすく展開されている。
図書館評論家ってのはいないから,あえて図書館評論するのだそうな。(紀田順一郎氏が図書館評論をしていたんだけど,単行書としては1980年代の話だからなぁ。って,昨日買った紀田さんの本は図書館本なんだけどね)