書物蔵

古本オモシロガリズム

 前橋スズランで奇天烈図書館本を拾う

開場時間にすこし(5分ほど)遅れる。でも… 全然心配ありませんでした。閑散としてる… 規模も… うーん,忙しい人はまぁ来なくても… ってところかな。それでも頑張ってるなぁとは思う。町中はシャッター通りと化してるなかで,地元のデパートと共闘してるのね。
それはともかく,ひとまわり。
郷土史ばっかりだけど,逆に上毛史に興味があれば楽しいね。書物関係は,っと,「書物往来」があるねぇ。
ん,なんじゃこりゃあ
製本合冊されたとおぼしき背に「書塵」とある。
書の塵(ちり)ねえ。
書って,大抵,書道の書だからなぁ。
なんとなく開いてみると…
「図書館精神*1」とか「間宮不二雄」とかの文字が!
おお,こりは真性なる図書館本。こんなものがこの世にあるって知らんかったぞ!!! こりがホントの「未知文献*2」なり〜
書塵. -- 〔関野真吉〕, [1973]- 1号(1973年12月)〜7・8号(1984年10月)
500円
せきの・しんきち(1896生)は京城帝大図書館の人。戦後はあんまパッとしなかったけど,戦前はかなり有名なひとだったと思うぞ。朝鮮書誌学にも詳しかったのでは。
しかしこの雑誌(同人誌というべきか)はかなり変わった版面になってる。新しい文章はほとんどなくて,戦前に自分がいろんな雑誌に掲載した記事のスクラップみたいになってる。そのまま写真製版してる感じ。うーん,変わってるなぁ。

ジュンク堂の怪人さまへ
 一誠堂の書影しばしまたれよ〜
 追記 アップがうまくいかん。いましばし
 やとできた!

*1:こんな用語,いまナイよ。もしかしてlibrarianship,司書道のことかのう… 司書道はわちきの造語ね

*2:これは歴とした現役図書館学用語なのだ