書物蔵

古本オモシロガリズム

 機械化の失敗

機械化歩兵ってのもありましたが、ここでいうのは事務機械化。
機械化のメリットはいくつかあると思うけど、紙時代にできなかった機能がつく、紙時代よりも効率がアップする、なんてところだろーと思う。
効率アップになれば、長期的には人手に余裕がでる。首を切るなり、違う業務(人間しかできないもの)を強化するということになる。
新機能も、紙時代にできなかったすばらしいものであることが、本来望ましい。
ある図書館の巨大システムを見る機会を得た。紙時代と同じ機能を、もっとわかりずらくオペレーションするという目もくらむようなもの
インターフェイスもわるい。初心者はかならずどこかでつまづくようにできている。すごいもんだ。
で、どうもお客の側からだけでなく、図書館員のほうの事務効率もあがってないみたい。むしろ機械の管理に忙殺されて、本来の人間しかできないサービスがおろそかになりつつあり。こまったもんだ。