ある古本屋で,読書心理学の教科書を買う。
現代の読書心理学 / 阪本一郎. -- 金子書房, 1971 500円
すごいおもしろそ。読書という行為が,実験心理学的に分析されている。まえから興味があった「読書療法(bibliotherapy)」もそうなんだけど,それよりもびっくりしたのは,
「読書問題児」!
この概念の具体例?は,こんなかんじ。
読書困難児: 読書遅滞児 読書不振児
読書異常児: 読書拒否児 読書対抗児 読書偏向児 読書不安定児 読書早熟児 読書過多児 読書分裂児
たとえば読書早熟児については「ある特殊な面で異常にませるが,生活構造がそれに合致しないから,奇形の観を呈する」とある。
むぅ,おそるべし読書心理学(笑。
附.「値段の明治大正昭和風俗史」上巻の端本は友人にあげてしまいました。