友人を本郷に送った後、サテどこの古本屋に行かうか、と近くの古書ほうろうは?とて行くなり。このまへはオタどんと行ったんぢゃった(^-^;)
森さんが「これ、持ってます?」と、『装丁考』の平凡社ライブラリー版を持ってきたので、受け取る。そのあとも、いろいろ――Mさんが全集をバラで買ほうとしたり――あったのだが、帳場で会計をすませたら、フリーマガジンがあったので拾ふ。
次に会計をすませた森さんが、わちきがそれを持っとるのを見て、カウンターのまんまへで、
それ、どこにあった?!
とわちきに尋くので、
これが最後の1冊でござる〜ヾ(*´∀`*)ノ゛キャッキャ
と申しあぐると、さてこそとて
立ち読みさせるがよし
と店頭で読んでゐた。といふのも次の記事があったから。
- 〔松本完治〕「アスタルテ書房店主・佐々木一彌氏を悼む(松本完治の独断批評コーナー)」『シグナレス』(20)p.12(2015.8)
店主氏は2015.6.15未明に身まかられた由。
思い起こせば、氏とは三十年来の長いつきあいだった。1984年に三条の池田屋ビル三階で、仏文学者・生田耕作氏命名によるアスタルテ書店が開店して以来のことだ。
古本屋の人物誌といふものは、ひょんなところに現れるもの。
シグナレス
この雑誌、案の定、どこの図書館にもない。
配布先などは版元のHPに一覧があった。
http://www.i0r1.jp/signaless/