書物蔵

古本オモシロガリズム

業界誌の東西両立という慣例? kakikake

ちょっとまへ、さかんに「業界紙・誌の戦前史」を調べたことがあって、当事者たちの文章などを読んでうすうす感じたことなのだが、面白いのは。
基本的に東西が分立しとるといふこと。
関西と関東で、業界誌が別々に出る。

『関西文具時報』(旧『関西時報』)について
明治32年、文具事務用品業界初の専門誌として、関西文具時報社より創刊されました。当時は筆墨硯の時代から、ようやく西洋文具の国産化が始まろうとしていた頃。同社の初代・石関寛之氏は、業界黎明期の各種組合の創立等に尽力され、教育文化の発展向上に人生の大半を捧げて昭和19年に死去されました。
やがて第二次世界大戦により同誌は休刊のやむなきに至りますが、戦後の昭和23年には2代目・石関寛三氏により復刊。平成11年4月には、創刊100周年を迎え記念特大号が発刊されました。
今日も、文具・事務用品・事務機器・印章用品の専門誌として、紙面の充実と刷新を重ねながら発行されています。
http://www.bungu.ne.jp/rekishi

石關寛之集. -- 尼崎 : 關西時報社 , 1930.4. -- 10, 4, 437p : 図版 ; 27cm. -- タイトルは背、尾題による. -- (BA84308771) ; http://ci.nii.ac.jp/ncid/BA84308771