書物蔵

古本オモシロガリズム

「sumus」10号、どの図書館にもないね( = ゚ ω ゚ = )

どこにもないね。国会図書館にもない( = ゚ ω ゚ = )

sumus」10号発行。部数1200。特集スクラップブックの時代(担当扉野)。

スクラップブックについて書かれた日本最初の雑誌特集と思ふが、どこでも参照できんといふのはさみしいのー(#+_+)
ってか、趣味人といふのは往々にして日本最初の研究もどきに着手していたりもする。オモシロガリズムの本来的良さだねっ(o^ー')b
ネットに2002年当時の予告が残っていたので引っ張っておく。

★「sumus」最新号、9月末発売!
 ついに第10号を迎えた今号の特集は「スクラップブックの時代」。扉野良人さんが全体のリードを書き、ゲストの稲村徹元さんが「切抜帖趣味―〈作る〉から〈見る〉へ」を寄稿。また、『貼雑年譜』復刻版を実現させた東京創元社戸川安宣さんと原本修復の脇敦子さんに念入りに話を伺っています。その他「本からブックへ―検印紙の旅」(生田誠)「『いかもの趣味』と『からす会蒐集貼込帖』」(南陀楼綾繁)、「昭和44〜昭和52、落語関係スクラップ」(岡崎武志)、「柳瀬正夢『漫画新東京』」(林哲夫)など、好きモノにはたまらない記事が満載です。
9月30日発行 定価600円 送料200円
リブロでのフェアのほか、書肆アクセスタコシェ、三月書房(京都)、海文堂書店(神戸)、古書日月堂などで購入できます。サイトでの通販も受け付けます。
sumus」ホームページ http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/5180/

扉野さんは古書店・展などでスクラップブックを50冊も買い込んだのださうな(*´д`)ノ
イナテッちゃんは、切貼り実践家としての経験を回顧。ひとつオモシロだったのは、おとーさんの坦元さんが埼玉県立図書館内にあった郷土史編纂事務所から、新聞切抜きを郵送してもらっていたらしいこと。
乱歩のはりまぜ年譜は完全復刻されたが30万円の限定本。だけどこの『貼雑年譜 完全復刻版』(東京創元社 2001)って、国会図書館にないね(-∀-;) 復刊ドットコムで要望がだされとるけど、この記事を読むと、印刷じゃなくて貼り込みなど製本師が確保できなくなるから、これが最後だとある。それこそ、自分で貼り込むキットの形ぢゃないと、復刊はできんだろうねぇ(゜〜゜ )