書物蔵

古本オモシロガリズム

映画『風立ちぬ』の説明不足だったところがマンガ版にちゃんとある(・o・;)

このまへ、『ジブリの夢と狂気』をちと離れた映画館まで見に行ったら、映画中で、風立ちぬの原作本を企画してる人がでてきて、そりゃあ、企画してあたりまへだよなぁ、と思ふたら、なんとΣ(・ω・ノ)ノ! 原作者――Hayao Miyazakiといふ人――自身が断っていて、おどろいた……(@_@;)
といふことで、ここしばらくは原作漫画は単行本にならんものと諦めて、初出をさがしてみた。
むかしはプラモ雑誌に囲まれた生活をしとったが、すっかり縁遠くなり、やうやくモグラ、ぢゃなかった(^-^;) モデル・グラフィックスを見つけ、連載を通読してみたら、

ナーンだ、こっちのほうぢゃあ、映画版で判りづらかったところ、ちゃんと説明してあるぢゃないの(σ・∀・)σ

と思ふたことぢゃった。
たとへば、主人公のジロちゃんがなして軽井沢のホテルにいるのか?

これこのように、上司にはっきり、

あわてるな、一ヶ月休暇をやる。その頭を冷やしてこい

といはれてる(´∀` )

映画版ではサナトリウムで読む、ジロちゃんの手紙。
あれ、一瞬だったから、最初の三行あとからはヒコーキの話しか書いてないことが、岡田としおぐらいにしかわからんかったけど、こっちのマンガ版ではハッキリと、

いつも、ヒコーキのことばかり……
つまんない

と菜緒子の心の声が書かれている(・o・;)
畏友オタどんやわちきなら、菜緒子タンに

いつも、古い本のことばかり……
つまんない

と言はれさうc(≧∇≦*)ゝ
古本に寛容なオニャノコをさがさねばの(*゜-゜)

また、映画版では、「見とる連中は大人なんだから、結核が死病だということぐらい、みんな知っとるよね」ぐらいのいきおいで略されていた結核=死病ということが結核病棟などの紹介画とともに説明されているし、なにより、

「名古屋に家を借りる いっしょにくらそう」
もとよりそれは菜緒子をさらに苦しめ死期を早めるだけだと判っている
しかし次郎は病院にとどまることはできない
9単をつくらねば……いやつくりたかった

と、いう説明文がある。