書物蔵

古本オモシロガリズム

「西川満独裁」!(゚∀゚ )アヒャ

つぎのものをななめよみ。

  • 川村湊「植民地文学に関する研究書/これまで論じ残されてきた問題を丁寧にフォロー:和泉司『日本統治期台湾と帝国の〈文壇〉:〈文学懸賞〉がつくる〈日本語文学〉』」『週刊読書人』(2943) p.5 (2012.6.15)

「著者はこれまでの〜図式(これは黄得時の論議に基づく)を壊そうとしているのだが〜」と書きだされた図式がオモシロかった。

『台湾文芸』=〈中央文壇〉志向=在台日本人作家中心=エキゾシズム=西川満独裁
『台湾文学』=〈台湾文壇〉志向=台湾人作家中心=リアリズム=リベラル(反西川)

へー、人間の☆社の西川さんってば、「西川満独裁」なんちゅーぐらいエライ人あつかいされとんのねー台湾文学史では( ・ o ・ ;) ってか、むやみに過大視してるだけのよーな気もするが…(゜〜゜ )

新文化』では雑誌論

いまの雑誌の多くが「ワンテーマ特集」手技をとっている。〜多くの雑誌は「ムック」と呼ばれる「広告付き書籍」、あるいは端的に読みもの記事つきの商品カタログとなっており〜
中俣暁生「苦境の雑誌、再生は「編集」にあり!」『新文化』(2938) p.16 (2012.6.14)

雑誌の特集が単行本がはりに使えることは事実で、なればこそ、戦前期の雑誌特集号のタイトルをどーやって「合理的に」引けるか考究中なのぢゃが。。。(´・ω・`)