書物蔵

古本オモシロガリズム

都内各地でも

図書館界の聖地、浦安も、東京圏では例外的に重い被害を受けているといふ

http://www.toyokeizai.net/life/living/detail/AC/fe1a3d5eb9ecc1031b3a55deedcb8fb7/
東京からもっとも近い被災地・浦安 現地ルポ

これは大変…(・o・;)
上下水道がとまりトイレも使えない
浦安市のうち2/3が埋立地液状化現象が発生したためという
浦安市立図書館も機能停止しているらしい。
都内でも書物蔵がひっくりかえっているといふ
ある大きすぎる書物蔵ではもともと旧書庫の耐震強度が不足だったのだそうな
今回の大地震で書庫内の図書はひっくりかえりまくり
おもしろいのはその先で
旧書庫にヒビがはいってもともとアブナイのがもっとアブナくなったのに
安全確認もせず下っ端やら下請けやらを特攻隊で突撃させるのだそうな
突撃命令を出すのは大本営の高級参謀
さらにおもしろいのはさらにその先で
その特攻隊に志願するものもいるとか
かっこうつけのつもりなのかしらん
さらにさらにおもししろいのは、さらにさらにその先で
自分が特攻隊に指名されとるのを認識もでけんおバカさんもいるとか
豆腐の角に頭をぶつけて死ぬがよい
まあ、実際に頭をぶつけるのは鋼製書架の角であろうけど
図書館史トリビア的には殺人鬼のような高級参謀たちのたちまわりに興味あり

追記(2011.3.21午後3:30)

友人に累が及ばんようにわざと分かりづらく不要なレトリックを入れたのが大変に不評だったよう(=゚ω゚=)
http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/shomotsubugyo/20110316/p1
怒るのは自由だし、もし、わちきに怒って旧書庫が安全になるのなら、そりゃいくらでも怒ってちょーだい。
でもサ、先にむちゃくちゃ怒っていたのは友人で、彼がいうには幹部や高級参謀が図書復旧にあせるばかりに旧書庫の安全を確認しとらんのだそーな。現場の人たちがそれについて疑問を持っても、入庫命令がきたからには安全にきまっとるとか、いま調査中(だけど入庫せよ)だとか、論理としておかしな回答しか入手できなかったそうで。とにかく技術的判断をすべき営繕課の安全宣言が出てこないのだそーな。
そういった高級将校たちの右往左往もある一方、現場でも憂うる下士官の悩みを理解せず、むしろそれをただの敗北主義とみなして、おかしな論理に乗っかっちゃう人々もいるとか。上記レトリック中の「豆腐の角に頭をぶつけて死ぬがよい」というのはそういった没論理的な人々に対して発せられた言葉ではあるまいか、と思います。

追記(2012.3.21)

1年まへ多くの人が非業の最期をとげた。。。
「あっ(’0’*) 大ウソが書いてある」と友人らが怒っていた(。・_・。)ノ
「図書館の資料救済活動について」『日本写真学会誌』75(1)p.51-55(2012)
p.51に「東京本館では壁面のひび割れ等の施設被害が発生したが、耐震改修工事を実施してきており、構造体に影響のある被害はなかった。」これ、詐欺だよね。施設被害は構造体に影響のあるものではなかったことと、耐震改修工事は因果関係がない。だって工事は完成しとらんかったんだもんねぇ。