書物蔵

古本オモシロガリズム

んー

おたどんが紹介していたので。

蔵書まるごと消失事件 (移動図書館貸出記録1) (創元推理文庫)

蔵書まるごと消失事件 (移動図書館貸出記録1) (創元推理文庫)

読了。
んー。どたばたが中心で、あまり考えさせるようなもんぢゃないなぁ(・∀・`;)
注が割注なのは、翻訳としていかがか。流れが中断されちまう。
これはもともとミステリではなくて、頭でっかちのユダヤ人ロンドンっ子がド田舎北アイルランドの司書になって、カルチャーギャップで地元民にこづきまわされる(うちに仲良くなっていく)というドタバタ劇なのだから、そのドタバタの流れを阻害するような翻訳はまずいのでは。たとえば、「彼」などという言葉は日本語じゃあかなり特殊な意味でしかない。「そいつは」ぐらいに訳さなけりゃあ。